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調理師の過去問 令和4年度 栄養学 問2

問題

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栄養素に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
   1 .
糖質は、主に組織をつくる役割がある。
   2 .
たんぱく質は、糖質や脂質が十分に足りていると、エネルギー源としての消費はおさえられる。
   3 .
脂質をエネルギー源として利用するには、糖質と比べてビタミンB1を多く必要とする。
   4 .
ミネラルは、体内でつくられるので食事から摂取しなくてもよいものがある。
( 調理師試験 令和4年度 栄養学 問2 )
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この過去問の解説 (3件)

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たんぱく質は、筋肉、血液など組織を作る材料に使われる栄養素です。ただし、主要なエネルギー源である糖質や脂質が不足すると、たんぱく質もエネルギー源として使われていきます。

5大栄養素の糖質・たんぱく質・脂質・無機質(ミネラル)・ビタミン類については、それぞれの特徴をしっかり覚えておきましょう。

生物の体に必要な物質には、糖質・たんぱく質・脂質・無機質(ミネラル)・ビタミン類があり、これらをあわせて「5大栄養素」といいます。

また、5大栄養素のうち、熱やエネルギーのもとになる栄養素には糖質・たんぱく質・脂質があり、これらをあわせて「3大栄養素」といいます。

選択肢1. 糖質は、主に組織をつくる役割がある。

組織(筋肉、血液、臓器、皮膚、髪など)をつくる役割があるのはたんぱく質なので、糖質は間違いです。

糖質は主要なエネルギー源です。体内では、エネルギー源やエネルギーの貯蔵物質に使われます。糖質に体の組織を作る役割はありません。

選択肢2. たんぱく質は、糖質や脂質が十分に足りていると、エネルギー源としての消費はおさえられる。

正解です。エネルギー源に使われる栄養素には糖質・たんぱく質・脂質があり、主に糖質と脂質がエネルギー源として使われます。

たんぱく質の主な役割は組織をつくることです、糖質や脂質が十分に足りている時は、組織を作る材料に回されます。

しかし、糖質や脂質の摂取量が不足すると、たんぱく質が分解されてエネルギー源として消費されていくのです。

選択肢3. 脂質をエネルギー源として利用するには、糖質と比べてビタミンB1を多く必要とする。

脂質をエネルギー源として利用する際にはビタミンB2を必要とするので、ビタミンB1は間違いです。

糖質・たんぱく質・脂質がエネルギー源に代謝される際には、それぞれビタミンBの補助が必要になります。

エネルギー源として利用する際に必要な栄養素の組み合わせは以下の通りです。

糖質…ビタミンB1

たんぱく質…ビタミンB6

脂質…ビタミンB2

名前がまぎらわしいですが、覚えておきたいところです。

選択肢4. ミネラルは、体内でつくられるので食事から摂取しなくてもよいものがある。

どのミネラルも体内ではつくることができず、毎日の食事から摂取する必要があるので、記述は間違いです。

まとめ

栄養素の特徴をおさえていれば、ほかの3つは正しくないと分かるので、消去法でも導き出せそうです。

3大栄養素の糖質・たんぱく質・脂質の役割と違いについては、特にしっかりおさえておきたいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
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栄養素に関する内容は栄養学の栄養素の機能で解説されている項目です。

人体と栄養との関係は様々な分野から取り上げられています。

どんな栄養素が、どのように人体に働きかけてくれるのかを知ることは重要です。

栄養素の性質を理解していきましょう。

選択肢1. 糖質は、主に組織をつくる役割がある。

糖質は3大栄養素で炭水化物の構成成分に属し、体のエネルギー源になる成分です。

糖質は単糖類二糖類多糖類の大きく分けて3つに分けられます。

糖質が体内に取り入れられるとグリコーゲンとして筋肉に貯蔵されます。

選択肢2. たんぱく質は、糖質や脂質が十分に足りていると、エネルギー源としての消費はおさえられる。

たんぱく質は消化されるとアミノ酸に分解され、小腸から吸収されて血液によって肝臓に運ばれ、再びたんぱく質と合成されて筋肉や血液、毛髪などの細胞を作ります。

炭水化物である糖質や脂質が不足するとたんぱく質もエネルギー源として消費されていきます。

選択肢3. 脂質をエネルギー源として利用するには、糖質と比べてビタミンB1を多く必要とする。

脂質をエネルギー源として利用するにはビタミンB₂を必要とします。

特にダイエット中は食事制限により栄養素が不足する傾向がありますので

脂質代謝のためにもビタミンB₂の不足に気をつけましょう

選択肢4. ミネラルは、体内でつくられるので食事から摂取しなくてもよいものがある。

ミネラルは、体内で作ることができない栄養素で、食事や飲み物など外から補給する必要があります。

まとめ

人の成長や健康維持、増進に欠かせない栄養素は日頃の食事から摂取しなければなりません。

毎日の食事などの生活活動で不足しやすい栄養素を補う習慣を作りましょう。

0

栄養素はその働きによって、①エネルギーになるもの②体をつくるもの③体の調子を整えるものの大きく三つに分けられます。

選択肢1. 糖質は、主に組織をつくる役割がある。

×

糖質はエネルギーとして使われるほか、脂質の代謝にも関与しています。

たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつ。

組織をつくる働きをするのは主にたんぱく質です。

従って×です。

選択肢2. たんぱく質は、糖質や脂質が十分に足りていると、エネルギー源としての消費はおさえられる。

料理の献立は糖質・脂質ともに含まれているものが多いです。

一回の食事でしっかりした量をとるとたんぱく質の不足を防げます。

従って〇です。

選択肢3. 脂質をエネルギー源として利用するには、糖質と比べてビタミンB1を多く必要とする。

×

脂質をエネルギー源として利用するには、ビタミンB2が多く必要の間違いです。

ビタミンB2は脂質の代謝に必要な栄養素です。

対してビタミンB1は水に溶ける水溶性ビタミンの1つであり、糖質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。

選択肢4. ミネラルは、体内でつくられるので食事から摂取しなくてもよいものがある。

×

生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)以外のものの総称です。

ミネラルは体内で合成できないため食べ物としてとる必要があります。

まとめ

糖質、脂質、たんぱく質に加え、ビタミン、ミネラルの5つを5大栄養素と言います。

それぞれの栄養素の働きをよく覚えておきましょう。

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