調理師 過去問
令和4年度
栄養学 問5
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
調理師試験 令和4年度 栄養学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
n−3(ω3)系脂肪酸として、誤っているものを一つ選びなさい。
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- α−リノレン酸
- リノール酸
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題に出てきている脂肪酸は、n−3(ω3)系脂肪酸に該当するものが3つ、n-6(ω6)系脂肪酸に該当するものが1つあります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、α−リノレン酸は、n−3(ω3)系脂肪酸です。リノール酸だけがn−6(ω6)系脂肪酸に該当します。
n−3(ω3)系脂肪酸に該当する脂肪酸の名前を覚えておくと良いでしょう。
油脂を構成する脂肪酸には、2重結合を持たない「飽和脂肪酸」と2重結合を持つ「不飽和脂肪酸」があります。
さらに不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類され、多価不飽和脂肪酸にはn−3(ω3)系とn−6(ω6)系があります。
n−3(ω3)系脂肪酸には上記のDHA、EPA、α−リノレン酸があり、n−6(ω6)系脂肪酸にはリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はn−3(ω3)系脂肪酸なので、誤りではありません。
DHAは魚油に含まれ、青魚(イワシ、サンマ、サバ、アジ)などから摂取できます。
EPA(エイコサペンタエン酸)はn−3(ω3)系脂肪酸なので、誤りではありません。
EPAは魚油に含まれ、青魚(イワシ、サンマ、サバ、アジ)などから摂取できます。
α−リノレン酸はn−3(ω3)系脂肪酸なので、誤りではありません。
α−リノレン酸は食品から摂取する必要のある必須脂肪酸で、エゴマ油や亜麻仁油などに多く含まれています。
リノール酸はn−3(ω3)系脂肪酸ではないので、こちらを選ぶのが正解となります。
リノール酸は食品から摂取する必要のある必須脂肪酸で、大豆油やコーン油などの植物油に多く含まれています。
不飽和脂肪酸のn−3(ω3)系脂肪酸に関する問題の出ることがあります。
脂肪酸は種類が多いので覚えにくいのですが、n−3(ω3)系脂肪酸にはDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、α−リノレン酸があることは覚えておきたいです。
参考になった数106
この解説の修正を提案する
02
n−3(ω3)系脂肪酸はα−リノレン酸やEPA、DHAなどになります。
α−リノレン酸は植物油の大豆油やなたね油、エゴマ油、アマニ油に多く含まれます。
EPAやDHAはサバやイワシなどの青魚に多く含まれています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)はサバやイワシ、サンマなどの青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸の一つです。
EPA(エイコサペンタエン酸)もサバやイワシ、サンマなどの青魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸の一つです。
α−リノレン酸は植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸です。
リノール酸は植物油に含まれる不飽和脂肪酸の一つですが、n-6系の必須脂肪酸に属しています。
n−3(ω3)系脂肪酸は日々の食卓で良く見かける食品に多く含まれています。
n−3(ω3)系脂肪酸は認知機能の低下や予防効果も期待されており、日頃より意識して摂取することに心がけましょう。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
03
n-3系脂肪酸とはα-リノレン酸、EPA、DHAの3つがあります。
αリノレン酸はあまに油などに多く、EPA・DHAは青魚に多く含まれています。
〇
DHAはサバやイワシなどの青魚に多く含まれています。
DHAは認知機能改善効果がヒトで報告されています。
〇
中性脂肪低下作用がヒトで報告されているのがEPAです。
青魚に豊富に含まれており、医薬品としても利用されています。
〇
血圧低下作用がヒトで報告されているαリノレン酸ですが、血管拡張効果・血流をスムーズにする作用があります。
×
リノール酸は体内で合成されない必須脂肪酸の1つです。
成長や健康維持のために不可欠な多価不飽和脂肪酸でもあり、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。
n-3系脂肪酸は(αリノレン酸、EPA、DHA)中性脂肪低下作用、認知機能改善効果、血圧低下作用がヒトで報告されています。
リノール酸は血中コレステロール量を減少させる働きがあり、動脈硬化を予防する効果、血圧・血糖値の低下作用、抗炎症作用、肌の保湿効果などがあります。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
前の問題(問4)へ
令和4年度 問題一覧
次の問題(問6)へ