調理師の過去問
令和4年度
食文化概論 問1
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問題
調理師試験 令和4年度 食文化概論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
大航海時代の食の伝播に関する農作物の記述で、( )に入る語句として、正しいものを一つ選びなさい。
『( )は、アメリカの常食であったが、イタリアの航海者のコロンブスが、( )をヨーロッパへ持ち帰ったのを機に、世界中で広まり三大穀物のひとつとなった。』
『( )は、アメリカの常食であったが、イタリアの航海者のコロンブスが、( )をヨーロッパへ持ち帰ったのを機に、世界中で広まり三大穀物のひとつとなった。』
- じゃがいも
- トマト
- とうもろこし
- さつまいも
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この過去問の解説 (3件)
01
アメリカ大陸からトウモロコシやジャガイモ、トウガラシなどがヨーロッパへ伝播します。
じゃがいもは南米アンデス山地で作られていた野菜がヨーロッパへ伝播します。
トマトは南米アンデス山脈の高原地帯で生産され、大航海時代にスペイン人がヨーロッパに持ち帰ったのが始まりです。
とうもろこしは大航海時代にイタリアの航海者のコロンブスがヨーロッパへ持ち帰ったのを機に世界中に広まった穀物です。
さつまいもはアメリカ大陸からヨーロッパへ伝播されましたが、気候に合わなくアフリカやインド、東南アジアに持ち込まれたのを機に世界中に広がります。
大航海時代は各地で様々な農作物が伝播されています。
伝播された農作物は、人々の間で少しずつ広がっていきます。
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02
正解は、「とうもろこし」です。
不正解です。
じゃがいもは、南アメリカのアンデス山脈が原産です。
大航海時代にスペイン人によってヨーロッパ各地に伝わり、日本には東南アジアを経て伝わりました。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
不正解です。
トマトは、南米ペルーのアンデス高原が原産です。
大航海時代にコルテスという人物がヨーロッパに伝えられました。
日本には江戸時代ごろに伝わりましたが、当初は食用ではなく観賞用でした。
食用として使われ出したのは、西洋文化が広がり出した大正時代からです。
ちなみに日本で初めてトマトを栽培したのはカゴメ創業者の蟹江氏です。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
正解。
とうもろこしは、中央アメリカ(メキシコ、ボリビア)が原産です。
大航海時代にイタリアのコロンブスがヨーロッパに持ち帰り、その後世界各国に広がりました。
世界三大穀物のひとつで、とうもろこしの他に米、小麦があります。
したがって、上記の選択肢は正しいです。
不正解です。
さつまいもは、メキシコを中心とした熱帯アメリカが原産です。
コロンブスが新大陸発見後、スペインの女王に献上したのを機にヨーロッパへと伝わっていきました。
日本には17世紀初期に中国から琉球へと伝わりました。
その後琉球から薩摩へと伝わり、「薩摩芋」という名前が広がり定着しました。
したがって、上記の選択肢は誤りです。
大半の農作物は大航海時時代に広がり伝わってきました。
時代背景と一緒に覚えるとより理解が深まって良いでしょう。
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03
大航海時代のコロンブスの交換といわれる事象の影響を受け世界の食文化は変化しました。
各大陸での生産は海を渡り大規模に交換されていき、アメリカ大陸原産の食物が世界的な広がりを見せました。
×
ジャガイモは南アメリカ原産です。
×
南アメリカ原産のナス科の植物です。
〇
トウモロコシはコロンブスがヨーロッパに持ち帰りました。
米・麦と並ぶ世界三大穀物のひとつです。
×
サツマイモは中央アメリカ原産です。
大航海時代にコロンブスたちによってトウモロコシはヨーロッパに伝えられました。
トウモロコシは世界三大穀物の1つとされています。
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