調理師 過去問
令和5年度
問4 (公衆衛生学 問4)

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問題

調理師試験 令和5年度 問4(公衆衛生学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

衛生害虫やネズミと媒介する疾病との組合せとして、正しいものを一つ選びなさい。
  • ハエ ―――――― ワイル病
  • 蚊 ――――――― 日本脳炎
  • ゴキブリ ―――― マラリア
  • ネズミ ――――― デング熱

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、衛生害虫やネズミが媒介する疾病とその組み合わせを問うもので、正しい組み合わせを選ぶことで、疾病の予防や対策についての理解を深めることができます。

選択肢1. ハエ ―――――― ワイル病

不正解です。

ワイル病は、チフスとも呼ばれる疾病であり、フライなどの昆虫が感染した食物を介して感染しますが、ハエを介して伝播することはありません。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. 蚊 ――――――― 日本脳炎

正解です。

日本脳炎は、蚊によって媒介されるウイルス性の疾患であり、主に夏から秋にかけて発生します。

したがって、上記の選択肢は正しいです。

選択肢3. ゴキブリ ―――― マラリア

不正解です。

ゴキブリはマラリアの媒介者ではありません。マラリアは主に蚊によって媒介される疾病です。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. ネズミ ――――― デング熱

不正解です。

ネズミはデング熱の媒介者ではありません。デング熱は主に蚊によって媒介される疾病です。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

正しい組み合わせを理解することで、疾患の予防や対策、衛生害虫やネズミによって媒介される疾患に対する理解を深めることができます。

参考になった数90

02

衛生害虫やネズミが媒介する疫病を理解することで、対策が考えていく問題です。代表的なものは覚えておくと安心です。

選択肢1. ハエ ―――――― ワイル病

誤っている組み合わせの為、不正解です。

 

ワイル病はレプトスピラ症(Leptospirosis)と言われ、ネズミなどを媒介として感染します。ハエを媒介にして感染しない為、誤りです。

選択肢2. 蚊 ――――――― 日本脳炎

正しい組み合わせの為、正解です。

 

日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

選択肢3. ゴキブリ ―――― マラリア

誤った組み合わせの為、不正解です。

 

マラリアは蚊を媒介にして、マラリア原虫が体内に入ることで感染します。潜伏期間(1週間~4週間程度)を経て、発熱悪寒(寒気)、頭痛関節筋肉の痛み、関節痛筋肉痛嘔吐下痢といった症状が現れ、脳や内臓に合併症を引き起こすこともあります。

選択肢4. ネズミ ――――― デング熱

誤った組み合わせの為、不正解です。

 

デング熱は蚊を媒介にして感染します。デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。

まとめ

今回の問題では、各疫病と媒介する衛生害虫やネズミに関して問われる問題でした。余裕があれば各疫病の症状等も確認しておくと良いでしょう。

参考になった数41

03

衛生害虫やネズミは、さまざまな病気を媒介することがありますが、それぞれ特定の病気に関連しています。

各選択肢について見ていきましょう。

選択肢1. ハエ ―――――― ワイル病

ハエは一般的に感染症を媒介する害虫ですが、ワイル病はネズミなどが媒介するレプトスピラ菌による感染症です。

ハエはワイル病の媒介には関与しません。

選択肢2. 蚊 ――――――― 日本脳炎

正しいです。 日本脳炎は、蚊が媒介するウイルスによって引き起こされる感染症です。

日本脳炎ウイルスは、特にアジア地域で問題となっており、蚊を通じて人間に感染します。

選択肢3. ゴキブリ ―――― マラリア

これは誤りです。マラリアは**ハマダラカ(蚊の一種)**によって媒介されます。ゴキブリはマラリアを媒介しません。

選択肢4. ネズミ ――――― デング熱

れは誤りです。デング熱はによって媒介されるウイルス性疾患であり、ネズミは関与しません。

まとめ

日本脳炎は蚊が媒介するウイルス性疾患です。

衛生害虫やネズミはさまざまな感染症を媒介するため、それぞれの媒介病を正しく理解しておくことが重要です。

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