調理師の過去問
令和5年度
公衆衛生学 問5

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問題

調理師試験 令和5年度 公衆衛生学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

「健康日本21(第二次)」に示されている基本的な方向について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 平均寿命の抑制と健康格差の拡大
  • 健康を支え、守るための社会環境の整備
  • 生活習慣病の発症拡大と重症化促進の徹底
  • 社会生活を営むために必要な食料の確保および増産

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この過去問の解説 (2件)

01

「健康日本21」は厚生労働省が2000年に健康寿命の延伸を目的として始められた国民健康づくり運動です。この問題では、2013年から開始された(第二次)の内容について問われています。各回答の文章を正しく理解し、正しい選択肢を選んでいきましょう。

選択肢1. 平均寿命の抑制と健康格差の拡大

正しくない選択の為、不正解です。

 

国民健康づくり運動である「健康日本21」では平均寿命の延伸と健康格差の解消を目指しています。問題文は逆の表現になっています。

選択肢2. 健康を支え、守るための社会環境の整備

正しい選択の為、正解です。

 

国民の健康作りの為、自己管理能力の向上、専門家などによる支援、保健所など公共機関による情報管理と普及啓発の推進の3つを柱とする対策を行い、健康に関する情報提供と、環境整備を行っています。

選択肢3. 生活習慣病の発症拡大と重症化促進の徹底

正しくない選択肢の為、不正解です。

 

健康日本21の目的の中には、生活習慣病の予防があります。その大きな原因である生活習慣を改善する為、早期発見、早期治療という二次予防にとどまらず、疾病の発生を防ぐ一次予防に重点対策を置いています。

選択肢4. 社会生活を営むために必要な食料の確保および増産

誤った選択肢の為、不正解です。

 

健康日本21の中には、「栄養・食生活」の項目があり、国民の食生活管理にも焦点を置いています。しかし、食料の確保および増産ではなく、摂取する食の内容を管理しています。

まとめ

今回の問題では、健康を促進することに反した内容の文章もあります。健康日本21の内容を理解した上で、選択肢を冷静に読むことで正解を導きましょう。

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02

健康日本21は、日本政府が策定した健康増進政策の指針であり、国民の健康づくりに向けた取り組です。

選択肢1. 平均寿命の抑制と健康格差の拡大

不正解です。

「平均寿命の抑制と健康格差の拡大」は、健康日本21の基本的な方向性とは一致しません。健康日本21の目標は、健康格差の解消や国民全体の健康寿命の延伸です。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. 健康を支え、守るための社会環境の整備

正解です。

健康日本21では、社会環境の整備や社会的要因の健康への影響を重視しています。

したがって、上記の選択肢は正しいです。

選択肢3. 生活習慣病の発症拡大と重症化促進の徹底

不正解です。

「生活習慣の発症拡大と重症化促進の徹底」は、健康日本21の方針とは逆の方向性です。健康日本21では、生活習慣病の予防や早期発見、管理を重視しています。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. 社会生活を営むために必要な食料の確保および増産

不正解です。

「社会生活を営むために必要な食料の確保および増産」は、健康日本21の基本的な方向性とは関連がありますが、より具体的な取り組みに焦点を当てています。健康日本21では、健康づくりのための栄養の重要性も述べられていますが、それだけではありません。

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

健康日本21では、社会環境の整備や社会的要因の健康への影響を重視しています。

これにより、国民の健康づくりが促進されることが期待されています。

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