調理師の過去問
令和5年度
食品衛生学 問3

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問題

調理師試験 令和5年度 食品衛生学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

「大量調理施設衛生管理マニュアル」に記載されている食品名とその保存温度の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
  • 乳・濃縮乳 ――― 15℃以下
  • ゆでだこ ―――― 10℃以下
  • 殻付卵 ――――― 15℃以下
  • 生鮮魚介類 ――― 10℃以下

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「ゆでだこ ―――― 10℃以下」です。

選択肢1. 乳・濃縮乳 ――― 15℃以下

不正解です。

 

乳製品や濃縮乳は通常、10℃以下で保存する必要があります。

低温で保存することで、微生物の繁殖を遅らせ、品質を保つことができます。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. ゆでだこ ―――― 10℃以下

正解です。

 

ゆでだこの保存温度は10℃以下です。

これは生のダコをゆでて調理したもので、冷蔵庫で保存する必要があります。低温で保存することで、微生物の繁殖を遅らせ、食中毒のリスクを減らします。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいです。

選択肢3. 殻付卵 ――――― 15℃以下

不正解です。

 

殻付卵は通常、冷蔵庫の温度帯域内である10℃以下で保存する必要があります。

低温で保存することで、卵の新鮮さと品質を維持します。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. 生鮮魚介類 ――― 10℃以下

不正解です

 

生鮮魚介類は通常、冷蔵庫の温度帯域内である5℃以下で保存する必要があります

低温で保存することで、魚介類の新鮮さと品質を維持し、食中毒のリスクを軽減します。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

食品の種類ごとに適切な保存温度を把握し、食品衛生基準に則って正確に選択肢を判断しましょう。

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02

正解は「ゆでだこ  10℃以下」の組み合わせです。

 

厚生労働省が集団給食施設等での食中毒を予防するために大量調理施設衛生管理マニュアル」を示しています。

 

その中の「原材料、製品等の保存温度」を見てみると、

 

乳・濃縮乳 10℃以下

ゆでだこ  10℃以下

殻付卵  10℃以下

生鮮魚介類  5℃以下

 

と示してあります。

 

よって、「ゆでだこ  10℃以下」が正しい組み合わせとなります。

 

ちなみに、10℃以下は「要冷蔵」の温度で一般惣菜、生めん、生菓子の保存上限温度です。

 

また、5℃は生鮮食品の保存上限温度となります。

 

選択肢1. 乳・濃縮乳 ――― 15℃以下

誤りです。乳・濃縮乳は10℃以下で保存する必要があります。

選択肢2. ゆでだこ ―――― 10℃以下

正解です。ゆでだこの保存温度は10℃以下です。

 

ちなみに、たこが生なら生鮮魚介類なので5℃以下、冷凍ゆでだこなら-15℃以下で保存する必要があります。

選択肢3. 殻付卵 ――――― 15℃以下

誤りです。殻付き玉子は10℃以下で保存する必要があります。冷蔵保存が必要です。

選択肢4. 生鮮魚介類 ――― 10℃以下

誤りです。生鮮魚介類は5℃以下で保存する必要があります。

まとめ

ゆでだこの保存温度は「大量調理施設衛生管理マニュアル」の中に明記されています。

 

実務経験や常識で判断できるものもありますが「原材料、製品等の保存温度」の一覧に目を通し、適切な保存温度を把握しておくのが確実です。

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03

大量調理施設衛生管理マニュアルは、集団給食施設はもちろん、仕出し屋や製造業、ホテルや飲食店などでも広く活用されています。

その中に記載のある、食品の保存温度に関する問題になります。

選択肢1. 乳・濃縮乳 ――― 15℃以下

誤っている為、不正解です。

 

乳・濃縮乳、脱脂乳、クリームの保存温度は10℃以下とされています。

選択肢2. ゆでだこ ―――― 10℃以下

正しい為、正解です。

 

ゆでだこ、生食用かきの保存温度は10℃以下とされています。

選択肢3. 殻付卵 ――――― 15℃以下

誤っている為、不正解です。

 

殻付卵の保存温度は10℃以下とされています。その他、液卵は8℃以下、凍結卵はー18℃以下、乾燥卵は常温と設定されています。

選択肢4. 生鮮魚介類 ――― 10℃以下

誤っている為、不正解です。

 

生鮮魚介類(生食用鮮魚介類を含む)の保存温度は5℃以下とされています。

まとめ

大量調理の場合、調理後の喫食は、少なくとも30分以上の時間がかかります。

この際の保存温度についても注意が必要なため、食品に合わせて設定されています。

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