調理師の過去問
令和5年度
調理理論 問7

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問題

調理師試験 令和5年度 調理理論 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

電磁調理器に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • マグネトロンから発生するマイクロ波で発熱する。
  • 熱効率は、30~50%である。
  • ほうろう鍋は、使用できない。
  • コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は「コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。」です。

選択肢1. マグネトロンから発生するマイクロ波で発熱する。

不正解です。

 

マグネトロンから発生するマイクロ波を利用して加熱するのは、電子レンジです。

マイクロ波は水分子を振動させることで食品を加熱します。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. 熱効率は、30~50%である。

不正解です。


電磁調理器の熱効率は通常、約90%と非常に高いです。

電力の大部分が食品に直接伝わり、効率的な調理が可能です。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢3. ほうろう鍋は、使用できない。

不正解です。

 

ほうろう鍋は、金属製の鍋をコーティングしたものなので、電磁調理器が使用できます。

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。

正解です。

 

電磁調理器のコンロ部分は加熱されず、食品がこぼれてもコンロ部分に付着することはありません。また、直接触れる熱源がないため、安全性が高く、清潔に保つことができます。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいです。

まとめ

電磁調理器の原理や特性を理解しましょう。

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02

正解は「コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。」です。

 

▼選択肢の正誤については、以下のとおりです。

 

×マグネトロンから発生するマイクロ波で発熱する。

→磁力線が金属製の鍋底を通ることで発熱する

×熱効率は、30~50%である。→ 約90%

×ほうろう鍋は、使用できない。 →使用できる。

コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。

 

電磁調理器(IH調理器)は、電磁コイルで発生した磁力線が金属製の鍋底を通る際に発熱します。

コンロ自体は発熱しません。

熱効率は約90%で、ガスコンロや電子レンジよりも熱効率が高いです。

選択肢1. マグネトロンから発生するマイクロ波で発熱する。

誤りです。マグネトロンによるマイクロ波で発熱するのは電子レンジです。

 

電磁調理器は、電磁調理器内の電磁コイルから発生した磁力線が金属製の鍋底を通ることで、発熱します。

選択肢2. 熱効率は、30~50%である。

誤りです。電磁調理器の熱効率約90%です。

選択肢3. ほうろう鍋は、使用できない。

誤りです。ほうろう鍋も使用できます。

 

電磁調理器で使用できるのは金属製の鍋です。

ほうろう鍋は金属製の鍋をガラスのうわぐすりでコーティングしたもので、電磁調理器が使用できます。

選択肢4. コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔である。

正解です。コンロ自体は発熱しないので、安全で清潔です。

 

電磁調理器のコンロ自体は発熱しません。

電磁調理器に接触している鍋だけが発熱するので、コンロ全体が高温になることもありません。

 

また、ガスコンロと異なりフラットな天板なので掃除しやすく、清潔に保ちやすくなっています。

まとめ

厨房でも普及が進んでいる電磁調理器(IH調理器)については、特徴をしっかりと把握しておきましょう。

 

電子レンジがマグネトロンによるマイクロ波で発熱するということも覚えておきたいです。

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