調理師 過去問
令和6年度
問9 (公衆衛生学 問9)

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問題

調理師試験 令和6年度 問9(公衆衛生学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

食育基本法に規定される内容として、正しいものを一つ選びなさい。
  • 食育推進会議は、内閣総理大臣の下に設置されている。
  • 食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めている。
  • 食育推進基本計画は、文部科学大臣が定めている。
  • 都道府県に、地域の食育推進計画の作成を義務付けている。

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この過去問の解説 (2件)

01

調理師は、食の知識をもち、食育を推進する役割担うことが求めらています。食育に関する施策、目的、基本理念と基本施策を理解することが大切です。

選択肢1. 食育推進会議は、内閣総理大臣の下に設置されている。

食育推進会議は、内閣府の下に設置されていますが、直接内閣総理大臣の下ではないです。

選択肢2. 食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めている。

食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めます。

選択肢3. 食育推進基本計画は、文部科学大臣が定めている。

食育推進基本計画は、農林水産省が中心となって策定します。

選択肢4. 都道府県に、地域の食育推進計画の作成を義務付けている。

都道府県は食育推進計画を作成する努力義務であり、義務ではないです。

まとめ

食育基本法において食育推進会議がどこに定めているかを知る必要があります。基本理念、基本施策を理解する事も大切です。

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02

食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めている。」 が正解です。

 

現在、「食育推進会議」は農林水産省に設置されていて、会長を農林水産大臣が務めています。(ただし、2015年までは内閣府に設置されていて内閣総理大臣が会長を務めていました。)

 

迷いやすい問題かもしれませんが、現在「食育推進会議」が設置されているのは農林水産省ということを覚えていれば、自信を持って解けるのではないかと思います。

 

では各選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. 食育推進会議は、内閣総理大臣の下に設置されている。

誤りです。食育推進会議農林水産省に設置されています。

 

食育推進会議は、以前は内閣府に置かれていましたが2016年に農林水産省に移管しました。「内閣総理大臣の下」と書いてありますが、現在は「内閣府」の管轄ではなくなっているので、この記述は正しくありません。

 

選択肢2. 食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めている。

そのとおり、食育推進会議の会長は、農林水産大臣が務めています。

選択肢3. 食育推進基本計画は、文部科学大臣が定めている。

誤りです。「食育推進基本計画」は農林水産省の食育推進会議が定めています。

 

たしかに文部科学省や厚生労働省なども関係府庁として食育を推進します。ただし、基本的には食育推進基本計画の管轄は農林水産省にあるので、文部科学省、その長である文部科学大臣は直接関係ないのです。

選択肢4. 都道府県に、地域の食育推進計画の作成を義務付けている。

誤りです。食育基本法には“各都道府県、市町村は食育推進計画を作成するよう努めなければならない”と記載されています。これは「義務」ということではありません。

まとめ

今回の問題は、食育基本法、その中に策定されている食育推進会議、食育推進基本計画は基本的に農林水産省に関連していることを把握しておくと説きやすいかと思います。

 

気を付けたいのは、以前は内閣府に設置されていたため、その頃の調理師試験過去問題を解くと答えが「内閣府」となっている点です。内閣府から農林水産省に移管したので、うっかり内閣府と覚えてしまわないようにしましょう。

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