調理師 過去問
令和6年度
問21 (栄養学 問5)
問題文
ホルモンとその作用の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
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問題
調理師試験 令和6年度 問21(栄養学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
ホルモンとその作用の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
- グルカゴン ――― 血糖値を上げる
- アドレナリン ――― 血圧を下げる
- サイロキシン(甲状腺ホルモン) ――― 基礎代謝を下げる
- コルチゾール ――― 血糖値を下げる
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、ホルモンとその作用の組み合わせについて答える問題です。ホルモンの働きについてそれぞれ解説していきます。
グルカゴンは膵臓のα細胞から分泌されるホルモンで、血糖値を上昇させる作用があります。肝臓のグリコーゲンを分解し、血中にグルコースを放出することで血糖値を上げます。
アドレナリンは、副腎髄質から分泌され、血圧を上げる作用を持ちます。 血管を収縮させ、心拍数を増加させることで血圧を上昇させます。
サイロキシン(チロキシンとも呼ばれる)は、甲状腺から分泌され、基礎代謝を上げる作用があります。代謝を活発にし、成長や発育にも関与します。
コルチゾールは副腎皮質から分泌され、血糖値を上げる作用を持ちます。ストレス時に分泌され、糖新生を促進することで血糖値を上昇させます。
ホルモンの働きを理解しておくことが重要です。どのホルモンが何を上昇させるのか、下降させるのかを、まとめておくことが大切です。
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02
正解は、「グルカゴン ――― 血糖値を上げる」です。
各選択肢については、以下のとおりです。
正解です。
誤りです。
血圧を上げる作用があります。
誤りです。
サイロキシン(甲状腺ホルモン)は、基礎代謝を上げる作用があります。
誤りです。
コルチゾールは、血糖値を上げる作用があります。
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03
正しい組み合わせは 「グルカゴン -血糖値を上げる」 です。
グルカゴンはすい臓から分泌されるホルモンで、血糖値が低下した時、血糖値を上げるために分泌されます。
この問題で重要なのは、すい臓から分泌されるホルモンのグルカゴンとインスリンを理解しているか、とうことだと思います。
グルカゴンは血糖値を上げる、インスリンは血糖値を下げるホルモンです。それが分かっていれば、ほかのホルモンがよく分からなくてもスムーズに解けそうです。
それでは、各選択肢をみてみましょう。
そのとおりで、グルカゴンは血糖値を上げるホルモンです。
血糖値が低下すると血糖値を上げるグルカゴンがすい臓から分泌されます。また、血糖値が上昇すると血糖値を下げるインスリンがすい臓から分泌されることで、血糖値が正常に保たれるようコントロールされています。
誤りです。 「下げる」が正しくありません。アドレナリンは血圧を上げるホルモンです。
誤りです。「下げる」が正しくありません。サイロキシン(甲状腺ホルモン) は基礎代謝を上げるホルモンです。
誤りです。「下げる」が正しくありません。コルチゾールは血糖値を上げるホルモンです。
血糖値を上げるホルモンは複数あり、その一種にこの問題で出てくるグルカゴンやコルチゾールがあります。すい臓からはグルカゴン、副腎皮質からはコルチゾールが分泌されています。
調理師試験に出やすいホルモンは、すい臓から分泌されるグルカゴンとインスリンです。これらはお互いに反対の作用を持ちながら血糖値を上げたり下げたりとコントロールしています。
同じような問題が出やすいので、過去問題を解いて確実におさえておくとよいでしょう。
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