調理師 過去問
令和6年度
問25 (栄養学 問9)
問題文
痛風とその栄養管理に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
調理師試験 令和6年度 問25(栄養学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
痛風とその栄養管理に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 男性と比べて、女性に多い。
- プリン体を多く含む食品を、積極的に摂取する。
- 水分の摂取を制限する。
- アルコールの多飲は避ける。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、痛風とその栄養管理に関する正しい記述を選ぶものです。問題文についてそれぞれ解説します。
痛風は男性に多く発症し、特に40〜50代の男性に多いです。女性は、閉経後に尿酸値が上昇することがあるが、男性ほどの発症率ではありません。
プリン体は、尿酸の元となるため、痛風患者は控えるべきです。レバー、魚卵、肉の臓器類、アルコール(特にビール)には注意が必要です。
痛風の予防・改善には水分をしっかり摂取することが重要です。尿を増やすことで、尿酸の排出を促進します。
アルコール(特にビール)はプリン体を多く含み、尿酸値を上げるため、控えるべきです。アルコールは脱水を引き起こし、尿酸の排出を妨げます。
痛風の原因、対策を理解することが重要です。特にアルコールとの関係にまとめることが大切です。痛風の発症リスクを下げるために、アルコール摂取を控えるのが重要です。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
02
正解は 「アルコールの多飲は避ける。」 です。
痛風と栄養管理に関する問題は繰り返し出題されています。基本的に痛風は「アルコールは制限」です。「飲み過ぎないようにする」「制限する」などのワードで出やすいので、ぜひ覚えておきたいです。
では、各選択肢をみていきましょう。
誤りです。痛風は、男性の方が圧倒的に多いです。
9割以上が男性です。痛風が男性に多い理由はホルモンの影響といわれています。
誤りです。痛風を予防するには、プリン体の摂取を制限する必要があります。
痛風は、体内の尿酸値が高くなり過ぎるために起こる病気です。プリン体から尿酸が作られるため、プリン体を大量に摂取すると痛風のリスクが高まってしまいます。
誤りです。痛風を予防するためには水分を積極的に摂取する必要があります。
通常、尿酸は尿と一緒に体外へ排出されていくので尿酸がたまり過ぎることはありません。
しかし、尿酸の排出が間に合わないと尿酸値が高くなりすぎてしまい、尿酸が結晶化して関節に炎症を起こす痛風を引き起こすようになります。
つまり、尿酸値を下げるためには、水分を摂取して尿と一緒に尿酸をどんどん体外へ排出していくことが大切なのです。
そのとおり、痛風を予防するためにはアルコール飲料の多飲を避ける必要があります。
アルコール飲料にはプリン体が含まれているものが多いです。また、アルコール自体が体内で尿酸を生成するので、アルコール飲料を飲み過ぎると尿酸値が上昇して痛風のリスクが高まってしまいます。
痛風とプリン体、尿酸値の関係は広く周知されているので、普段から意識してプリン体を控えた食生活を心がけている方もいらっしゃることでしょう。痛風に関しては繰り返し同じような問題が出ているので、過去問題を解いておくのが安心です。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
03
正解は、「アルコールの多飲は避ける。」です。
各選択肢については、以下のとおりです。
誤りです。
女性と比べて、男性に多いです。
30~60歳に多く、圧倒的に男性に多い疾患(90%以上が男性)です。
誤りです。
プリン体を多く含む食品は、極力控えます。
誤りです。
十分な水分摂取が必要です。
正解です。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問24)へ
令和6年度 問題一覧
次の問題(問26)へ