調理師 過去問
令和6年度
問33 (食品衛生学 問8)
問題文
寄生虫による食中毒の原因であるクドア・セプテンプンクタータ(クドア)に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
調理師試験 令和6年度 問33(食品衛生学 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
寄生虫による食中毒の原因であるクドア・セプテンプンクタータ(クドア)に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- クドアの体長は約10mmで、肉眼で見ることができる。
- クドアに感染すると食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる。
- クドアによる食中毒は、冬から春にかけて多く発生し、夏から秋にかけては少ない。
- クドアは、中心温度75℃で1分以上の加熱で死滅する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題は「クドア・セプテンプンクタータ(クドア)に関する正しい記述を選ぶ」ものです。ひらめから感染する寄生虫で、その特徴を理解する必要があります。それぞれの問題文を解説します。
クドアは体長10μm程度(10mmではない)の極めて小さな寄生虫であり、 肉眼では確認できないです。
クドアによる食中毒は、食後数時間以内に発症するのが特徴です。主な症状は一過性の嘔吐や下痢であり、通常は軽症、回復が早く、重症化することは少ないです。
クドアによる食中毒は年間を通して発生しており、特定の季節に偏るわけではないです。
クドアは加熱耐性が強く、通常の調理温度では完全に死滅しないことがあります。冷凍(−20℃以下で4時間以上)すると無害化できます。
ひらめから感染するクドアの特徴をまとめることが大切です。特に症状、死滅方法は重要です。
参考になった数42
この解説の修正を提案する
02
正解は 「クドアに感染すると食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる。」です。
クドア・セプテンプンクタータ(クドア)による食中毒は重症化しないという特徴があります。
クドアは出題されやすいので、試験対策として感染源はひらめ、症状は一過性の嘔吐、下痢という点を覚えておきましょう。
では、各選択肢をみていきましょう。
誤りです。クドア・セプテンプンクタータは花びらのようなかわいい形をしていることでも話題になりますが、肉眼で見えないほど小さいです。(約0.01ミリメートル)
そのとおり、クドア・セプテンプンクタータに感染すると食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わります。
誤りです。クドアによる食中毒夏から秋に多く発生しています。季節性があり、8~10月の食中毒が多いようです。
誤りです。加熱する場合は中心温度75℃で5分以上で死滅させることができます。または-20℃で4時間以上冷凍するのも有効です。
クドア・セプテンプンクタータはひらめの筋肉に寄生しており、ひらめの生食で食中毒が起こりやすくなっています。しっかり加熱するか一度冷凍することで食中毒を防ぐことができます。
クドアは「セプテンプンクタータ」のほかに「イワタイ」などさまざまな種類がいますが、ひらめに寄生するクドア・セプテンプンクタータが代表的です。
調理師試験では、寄生虫による食中毒の定番問題としてクドア・セプテンプンクタータがよく出ているので、特徴はしっかりおさえておきたいです。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
03
正解は、「クドアに感染すると食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる。」です。
各選択肢については、以下のとおりです。
誤りです。
クドアの体長は、約0.1mmで肉眼では見ることができません。
正解です。
クドアに感染すると、4-8時間で下痢や嘔吐、胃の不快感などの症状を起こします。
誤りです。
クドアによる食中毒は、夏から秋にかけて(8-10月)が一番多く発生します。
誤りです。
クドアは、中心温度75℃5分以上または冷凍-20℃4時間以上で死滅します。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問32)へ
令和6年度 問題一覧
次の問題(問34)へ