調理師の過去問
平成24年度
食品衛生学 問35

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 平成24年度 食品衛生学 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

クリプトスポリジウムに関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
  • 熱帯・亜熱帯地方だけにみられる寄生虫である。
  • 感染すると肝肥大など肝機能障害を起こすことがある。
  • 井戸水や水道水を介し大規模な集団下痢症を起こすことがある。
  • 我が国では熊肉のルイベによる感染例が報告されている。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は(3)です。

クリプトスポリジウムは、食中毒を起こす寄生虫です。

(1)日本(温帯)でもみられます。

(2)エキノコックスという寄生虫で、肝機能障害が起こります。
クリプトスポリジウムは、下痢が主症状です。

(3)クリプトスポリジウムは、水道水の塩素に強いです。
なので、水道水を介して、感染が広まります。

(4)「ルイベ」とは、アイヌ民族の郷土料理で冷凍保存されたサケ類を薄切りにして食べる料理です。
クリプトスポリジウムは、冷凍に弱いです。

参考になった数164

02

正解は 3 です。

 クリプトスポリジウム症は、寄生虫である原虫のクリプトスポリジウムによって起きます。
 主な感染源は、感染した動物の糞や人糞によって汚染された水や食物を摂取したり、感染者との接触などで広まります。
 主な症状は、水溶性下痢と腹痛です。
 熱や乾燥には弱いですが、塩素に強く、水道水を介しての感染もあり注意が必要です。

参考になった数42

03

正解は(3)です。

クリプトスポリジウムは、牛や豚、犬、猫、鼠などの腸管寄生原虫で、感染すると水様性の下痢を引き起こします。水道水などの水系汚染に伴う集団発生が報告されることもあります。

(1)誤りです。牛や豚、犬、猫、鼠などの腸管寄生原虫であり、日本においても感染例があります。

(2)誤りです。感染すると水様の下痢、腹痛、悪心などの消化器症状が出現します。

(3)正解です。井戸水や水道水を介して、集団感染を起こすことがあります。

(4)誤りです。日本では、町営の水道水を汚染源とした集団感染例が報告されています。

参考になった数29

04

正解は(3)になります。
この問題は食品衛生学の経口感染する原虫に記載されています。クリプトスポリジウムは家畜やペットの糞便に汚染された水で感染する食中毒です。それ以外は他の寄生虫や原虫、ウイルスなどの症状になります。

参考になった数21