調理師の過去問
平成27年度
栄養学 問25
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問題
調理師試験 平成27年度 栄養学 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
エネルギー代謝に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- 基礎代謝は、活動時に消費されるエネルギーである。
- 基礎代謝は、体温を維持し、臓器を働かせるのに必要なエネルギーである。
- 基礎代謝は、体の大きさに比例して大きくなる。
- エネルギー摂取量が消費量を上まわると、肥満になる。
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この過去問の解説 (4件)
01
エネルギー代謝とは
基礎代謝量・食事誘発性熱産生(消化吸収にかかるエネルギー)・身体活動量を合わせた総称です。
基礎代謝とは
寝ている時や何もしていない時などでも生命活動を維持し、人間の意識とは別の部分で消費しているエネルギー代謝のことを指します。
基礎代謝で消費されるエネルギーは成人した男性で日に約1500kcal、女性で約1200kcalとされています。
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02
1.基礎代謝は、活動時に消費される(× 安静時生きていくために最低限必要な)エネルギーである。
活動時に消費されるエネルギーは活動代謝量、安静時代謝量は、基礎代謝量に安静な姿勢を保つための代謝量、エネルギー消費のための代謝量を加えたもので、基礎代謝量の1.2倍程度といわれています。
2.基礎代謝は、体温を維持し、臓器を働かせるのに必要なエネルギーである。 〇
3.基礎代謝は、体の大きさに比例して大きくなる。 〇
体重が大きくなればなるほど、基礎代謝量は大きくなり、体表面積に比例します。また、同年齢では女性よりも男性の方が、夏よりも冬の方が、筋肉量の多い方がより大きくなります。
4.エネルギー摂取量が消費量を上まわると、肥満になる。 〇
体脂肪は、摂取エネルギー量が消費エネルギー量より多いと蓄積されます。
本設問は誤りを選ぶので、正解は1となります。
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03
基礎代謝とは、生命活動を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。
2、3は基礎代謝の正しい説明です。
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04
摂取した食べ物が分解され、その過程における運動エネルギー源などの発生に関するものを「エネルギー代謝」いいます。
「基礎代謝」とは、生命を維持するのに必要な代謝の事であり、目を覚ました状態から安静にしている時のエネルギー代謝の事です。
「2」「3」は、基礎代謝の正しい内容です。
「4」に関しては、摂取する飲食物のエネルギー量が消費エネルギー量を上回ると、脂肪として体内に蓄えられる為、当然肥満の原因となります。
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