調理師の過去問
平成27年度
栄養学 問27
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問題
調理師試験 平成27年度 栄養学 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
「日本人の食事摂取基準」における栄養素の指標と目的の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
- 《栄養素の指標》推定平均必要量 ---- 《目的》生活習慣病の予防
- 《栄養素の指標》目標量 ------------ 《目的》過剰摂取による健康障害の回避
- 《栄養素の指標》推奨量 ------------ 《目的》摂取不足の回避
- 《栄養素の指標》耐容上限量 -------- 《目的》摂取不足の回避
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この過去問の解説 (4件)
01
「日本人の食事摂取基準(2015年改訂)」における栄養素の指標と目的は5つあります。
①≪栄養素の指標≫推定平均必要量ー≪目的≫摂取不足の回避
②≪栄養素の指標≫推奨量ー≪目的≫摂取不足の回避
③≪栄養素の指標≫目安量ー≪目的≫摂取不足の回避
④≪栄養素の指標≫耐容上限量ー≪目的≫過剰摂取による健康障害の回避
⑤≪栄養素の指標≫目標量ー≪目的≫生活習慣病の回避
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①②③の関係性を解説します。
①推定平均必要量とは50%の人が必要量を満たす量で、人での実験などにより科学的根拠のある栄養素です。
②推奨量とはほとんどの人が必要量を満たす栄養素です。
③目安量とは集団生活などにおいて不足状態を示す人がほとんどいない栄養素です。
一方で人では実験や試験が行えないなど科学的な根拠がない栄養素で、①②では示すことが出来ない栄養素が目安量に設定されています。
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02
「推定平均必要量」「推奨量」…健康の維持・増進と欠乏症予防
「耐容上限量」…過剰摂取による健康障害を未然に防ぐ
「目標量」…生活習慣病の一次予防が目的
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03
食事摂取基準とは、健康の維持・増進を目的にした、エネルギーや栄養素の摂取量の基準を示したものです。
「推奨量」…ほぼ全ての人が必要とする1日あたりの量の事で、目的は「摂取不足の回避」です。
1、「推定平均必要量」…50%の人が必要と推定される量の事で、目的は「摂取不足の回避」です。
2、「目標量」…推奨量や推定平均必要量などの科学的根拠が得られない際に、必要とされる指標の量で、目的は「摂取不足の回避」です。
4、「耐用上限量」…過剰摂取による健康障害が出ない摂取量の事で、目的はその回避です。
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04
日本人の食事摂取基準は、健康増進法に基づき厚生労働省が定めるもので、摂取することが望ましいエネルギーと栄養素の量の基準を示すものです。
栄養素の指標と目的は、以下のようになります。
・摂取不足の回避
→推定平均必要量(たんぱく質・ビタミン・ミネラル) (1 ×)
推奨量(たんぱく質・ビタミン・ミネラル) (3 〇)
・過剰摂取による健康障害の回避
→耐容上限量(ビタミン・ミネラル) (4 ×)
・生活習慣病の予防
→目標量(脂質・炭水化物・ナトリウム・カリウム) (2.×)
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