調理師の過去問
平成27年度
食品学 問31
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問題
調理師試験 平成27年度 食品学 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
いも類に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- じゃがいもの芽や緑化した皮の部分には、有毒物質リナマリンが含まれる。
- さつまいもの貯蔵最適温度は2〜5℃で、低温に強い。
- さといもには、シュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、皮膚に触れるとかゆみを生ずる。
- こんにゃくいもの主成分は、たんぱく質とマンナンが結合したムチンである。
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この過去問の解説 (4件)
01
誤り部分の正解を記載します。
①じゃがいもの芽や緑化した部分には、有毒物質「ソラニン、チャコニン」が含まれる。
②さつまいもの貯蔵最適温度は「13~15℃」で、低温に「弱い」。
④こんにゃくいもの主成分は、「六炭糖のグルコースとマンノースが結合したグルコマンナン」である。
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02
いも類に関する記述については以下の通りです。
1.じゃがいもの芽や緑化した皮の部分には、有毒物質リナマリン(× ソラニン・チャコニン)が含まれている。
リナマリンは、キャッサバなどに含まれます。
2.さつまいもの貯蔵最適温度は2~5℃(× 13℃前後)で、低温に強い(× 弱い)。
10℃以下の低温で、低温障害が発生、腐敗の原因となります。
3.さといもには、シュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、皮膚に触れるとかゆみを生ずる。(〇)
針状になったシュウ酸カルシウムの結晶が皮膚に刺さり、かゆみを感じさせます。また、えぐみの原因ともなります。
4.こんにゃくの主成分は、たんぱく質とマンナン(× グルコースとマンノース)が結合したムチン(× グルコマンナン)である。
ムチンは、ぬめりをもった水溶性食物繊維です。
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03
1.じゃがいもの芽などに含まれる有害物質はソラニンです。
2.さつまいもの貯蔵は、12~15℃が最適温度です。
9℃以下になると、低温障害で腐敗します。
18℃以上で目が出てきて養分を消耗します。
低温に強いのはじゃがいもです。
4.コンニャクイモの主成分は食物繊維のグルコマンナンです。
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04
1…じゃがいもの芽や緑化した皮の部分には、有毒物質「ソラニン」が含まれています。
ソラニンは、嘔吐・下痢・頭痛などの症状を引き起こします。
2…さつまいもを貯蔵する上で、適温は「13~15℃」といわれています。
低温には弱く、冷蔵庫で保管すると寒害により腐敗してしまう可能性があります。
4…こんにゃくいもの主成分は、「六単糖のグルコース」と「マンノース」が結合した、「グルコマンナン」です。
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