正解は3です。
誤り部分の正解を記載します。
①潜伏時間は、「1~5」時間である。
②主な原因食品は「全ての食品が原因となり得ます」
④毒素(エンテロトキシン)は、加熱調理を行っても「無毒化できない。」
※100℃30分の過熱を行っても無毒化しません。
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黄色ブドウ球菌について
・黄色ブドウ球菌は健康な人でも皮膚や鼻、腸などに存在するごく一般的な細菌です。
・怪我をして傷があったり、膿が溜まっていたりすると黄色ブドウ球菌が存在する確率が高くなります。手に傷があるときは傷口を覆い、ビニール手袋をしなければいけないのはこのためです。
・食品が直接の原因とならないのは黄色ブドウ球菌自体は弱い細菌で、他の細菌が常在する食品では増殖することが出来ません。
調理の段階で人の手から食材に菌が移ることがほとんどで、増殖しやすい食品はたんぱく質を多く含む食材です。加工食品やおにぎり・洋菓子・和菓子など最終調理段階で過熱をしない食材で増殖が起りやすいです。
・黄色ブドウ球菌が存在するだけであれば、食べても食中毒が発生することはありません。この黄色ブドウ球菌が増殖し、毒素(エンテロトキシン)を発生させたものを食べると食中毒が発生します。
・黄色ブドウ球菌の増殖に適した温度は7℃~48℃で、毒素を発生させるのは10℃~48℃です。食材は常温で放置せず調理後は早く食べる又は冷蔵保存しましょう。