調理師の過去問
平成28年度
食品衛生学 問39
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問題
調理師試験 平成28年度 食品衛生学 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
食品や器具の消毒に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- アルコール殺菌は、対象物の表面が濡れていると殺菌効果は弱まる。
- 殺菌灯殺菌に用いられる紫外線は、100nm前後の波長である。
- 次亜塩素酸ナトリウム希釈液は、希釈後の時間が経過しても効果は落ちない。
- オゾン水を使用する殺菌は、使用後は食品を水で充分洗い流す必要がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
濡れていると、水分でアルコール濃度が薄くなって効果が弱まってしまいます。
(2)× 波長1000nmレベルの光線は、紫外線よりも波長の長い「赤外線」なので、間違いです。
紫外線の殺菌効果は、波長が253.7nmの時に最も高くなります。
これは、地上に届かない強力な紫外線「UV-C」と同じレベルです。
(3)× 次亜塩素酸ナトリウム希釈液は時間が経過すると効果がなくなります。
(4)× オゾンが残留しないのですすぐ必要はありません。オゾンそのものは高濃度の場合に有害です。
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02
消毒用アルコールは、あらかじめ殺菌に適切な状態になるように希釈されています。
効果的な消毒のためにも、アルコール消毒は対象物が乾いた状態で行いましょう。
(2)× 殺菌灯とは、殺菌力を持つ紫外線を照射する光源です。
紫外線の殺菌力は、253.7 nm付近が最も高くなります。100nmでは波長が短すぎです。
(3)× 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、時間経過とともに効果が弱まっていきます。
(4)× オゾン水には強力な殺菌力がありますが、すすぐ必要はありません。
オゾン水は食品添加物として、国からも認められている安全なものです。
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03
1.アルコール殺菌は、対象物の表面が濡れていると殺菌効果は弱まる為正解です。
2.100nm前後ではなく
強い殺菌効果をもち、人工的に発生しやすい紫外放射が253.7nmの波長である為誤りです。
3.時間が経過すると効果は落ちる為誤りです。
4.洗い流す必要はない為誤りです。
強い除菌効果はありますが、酸素に分解されるので食品に一切残留することはありません。
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