調理師の過去問
平成29年度
栄養学 問19
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問題
調理師試験 平成29年度 栄養学 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- ヘム鉄は、植物性食品に含まれる鉄である。
- 体内に存在する鉄の多くは、ヘモグロビン中に存在する。
- 消化管における鉄の吸収率は、ビタミンCによって高くなる。
- 鉄の摂取不足は、貧血の原因となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
を選択するのが正解です。
鉄には吸収されやすい「ヘム鉄」と吸収されにくい「非ヘム鉄」があり、貧血を効率よく予防・改善するには、ヘム鉄を摂取することが勧められます。
ヘム鉄は、動物性食品に含まれ、非ヘム鉄は植物性食品に含まれています。つまり「ヘム鉄は、植物性食品に含まれる鉄である。」は誤りです。
(2)× 体内に存在する鉄の7割が血液中のヘモグロビンに存在しており、設問の文章は正しいです。
(3)× 鉄はビタミンCと一緒に摂取することで腸からの吸収率が高まるので、設問の文章は正しいです。
(4)× 鉄は赤血球を構成するヘモグロビンの材料です。
鉄が不足すると、酸素を運搬するヘモグロビンが不足し、酸欠による倦怠感や動悸などが起こりやすくなります。これを「鉄欠乏性貧血」といいます。設問の文章のとおりです。
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02
(1)ヘム鉄…吸収されやすい。動物性食品に含まれる。
非ヘム鉄…吸収されにくい。植物性食品に含まれる。
という特徴があります。
説明文が誤っているため、(1)を選ぶのが正解です。
(2)記述は正しいです。
体内の鉄のおよそ75%は血中のヘモグロビン酸に存在しています。残り25%は肝臓などに貯蔵されています。
(3)記述は正しいです。
鉄はビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まります。
(4)記述は正しいです。
体内の鉄の多くは血液中のヘモグロビン酸中に存在しています。
鉄の不足はヘモグロビン酸不足(=酸素不足)を起こすため、貧血の原因となります。
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03
ヘム鉄は動物性食品に、非へム鉄は植物性食品に含まれているので、間違えた答えを選ぶこの問題ではこちらが正解になります。
2 . 体内に存在する鉄の多くは、ヘモグロビン中に存在します。タンパク質と結合して、体内に酸素を運搬する役割があります。
3 . 消化管における鉄の吸収率は、ビタミンCによって高くなります。鉄はビタミンcやタンパク質と一緒に摂取すると吸収がよくなります。
4 . 鉄の摂取不足は、貧血の原因となります。また乳児では発育不良になります。
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