調理師の過去問
令和元年度(再試験)
栄養学 問19
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問題
調理師試験 令和元年度(再試験) 栄養学 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
ミネラルに関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- マンガンが不足すると くる病になる。
- カルシウムとリンの摂取比率は、1:5 が望ましい。
- カリウムは、細胞外液より細胞内液に多く含まれている。
- 消化管における鉄の吸収は、フィチン酸が存在すると促進される。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.くる病は、ビタミンDの欠乏症です。
2.カルシウムとリンの摂取比率は、1:1が望ましいとされています。
カルシウムとリンは、骨や歯を生成する重要な栄養素です。
3.カリウムは、細胞内液に多く含まれています。
一方、ナトリウムは細胞外液に多く含まれています。
カリウムとナトリウムは、浸透圧のバランスを保つ役割をしています。
4.フィチン酸は、鉄の吸収を阻害します。
フィチン酸は、腸内で鉄や亜鉛などのミネラルと結合し、排出されます。
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02
1.くる病は、ビタミンDの欠乏症です。
マンガンが不足すると骨などの発育不全、傷の治りが遅い、糖尿病や性機能の低下、動脈硬化、麻痺、けいれん、めまい、難聴、運動障害などの症状が出る事があります。
2.カルシウムとリンの摂取比率は、1:1が望ましいとされています。
カルシウムとリンは、骨や歯を生成する重要な栄養素です。リンは他にも筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれ、エネルギーをつくり出す時に必須の役割をしています。
3.カリウムは、細胞内液に多く含まれています。
一方、ナトリウムは細胞外液に多く含まれています。
カリウムとナトリウムは、浸透圧のバランスを保つ役割をしています。
4.フィチン酸は、鉄の吸収を阻害します。
鉄は吸収の悪い栄養素なので良質なタンパクやビタミンCを取る事で吸収率が上がります。
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03
1:マンガンは骨の生成を促進したり、骨・肝臓の酵素作用を高めるミネラルです。不足すると骨の発育不全、生殖能力の低下を引き起こします。
2:カルシウムとリンの摂取比率は1.1~1:1.5が望ましいです。カルシウム吸収はリンと関係が深く、この摂取比率のときが最も利用率がよいとされています。
3:カリウムは細胞内液に多く含まれています。ナトリウムは細胞外液に多く含まれており、ナトリウムとカリウムで細胞内外の浸透圧を調節しています。
⇒よって正解です。
4:鉄の吸収率はもともと低く(約15%)ビタミンCや良質のたんぱく質とともに摂ると吸収が高まります。
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