調理師の過去問
令和2年度12月実施分
公衆衛生学 問4
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問題
調理師試験 令和2年度12月実施分 公衆衛生学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
衛生害虫やネズミと駆除方法との組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
- ハエ ―――― 害虫の通路に殺虫剤の塗布や散布、捕虫器による駆除
- ゴキブリ ―― 下水などの水たまりを作らない、下水溝の清潔保持、殺虫剤による駆除
- 蚊 ――――― 便所・残飯置き場・下水溝の清潔保持、幼虫・成虫の殺虫剤による駆除
- ネズミ ――― 侵入口の閉鎖、巣を作らせない、食べ物から遮断する、捕獲器・殺そ剤による駆除
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この過去問の解説 (3件)
01
衛生害虫やネズミと駆除方法との組み合わせで正しいものは4の「ネズミは侵入口の閉鎖や巣を作らせない、食べ物を遮断する、捕獲器や殺そ剤による駆除」です。
その他の回答選択肢は以下の通りです。
回答1:ハエは卵や幼虫の駆除として便所、ゴミ捨て場、下水留め、下水溝などの清潔保持になりますので誤りです。
回答2:ゴキブリは殺虫剤をゴキブリの通路に塗布する、またはゴキブリとり器などを使用するので誤りです。
回答3:蚊は卵や幼虫、蛹の駆除になり、下水留めや下水溝などの清潔保持、殺虫剤の使用になりますので誤りです。
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02
正解は4です。
衛生害虫(ハエ、ゴキブリ、蚊、ダニなど)とネズミは、感染症の原因となる病原菌などを媒介するので、次の方法で駆除をします。
ハエ:生ごみは速やかに処理する。エアカーテン、防虫網などで室内への侵入を防ぐ。幼虫・成虫を殺虫剤で駆除する。
ゴキブリ:食品、生ごみを置きっぱなしにしない。捕虫器や殺虫剤で駆除する。
蚊(カ):蚊が産卵するので水たまりを作らないようにする。殺虫剤で駆除する。
ダニ:こまめに室内を掃除する。殺虫剤で駆除する。
ネズミ:食品を置かない。ネズミ捕獲機、薬剤を置く。ネズミの出入り口になる場所をふさぎ、活動させないようにする。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 . 誤りです。害虫の通路に殺虫剤の塗布や散布、捕虫器による駆除は、ハエではなくゴキブリの駆除法です。
2 .誤りです。下水などの水たまりを作らない、下水溝の清潔保持、殺虫剤による駆除は、ゴキブリではなく蚊の駆除法です。
3 .誤りです。 便所・残飯置き場・下水溝の清潔保持、幼虫・成虫の殺虫剤による駆除は、蚊ではなくハエの駆除法です。
4 . 侵入口の閉鎖、巣を作らせない、食べ物から遮断する、捕獲器・殺そ剤による駆除は、ネズミの駆除法なので正解です。
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03
1:ハエは卵→幼虫(ウジ)→サナギ→成虫という成長過程をたどります。
卵~サナギの時期は、便器、下水、ごみためなどに多いため、それらの場所を清潔にし、必要に応じて殺虫剤を使用します。
殺虫剤は、オルソジクロールベンゾール、マラサイオン、スミチオンなどです。
成虫には殺虫剤のほか、ハエトリ器などを使用して駆除します。
2:ゴキブリは、殺虫剤を散布するか、ゴキブリの通路に塗ります。
または、ゴキブリとり器を使用して駆除します。
殺虫剤は、フェニトロチオン、ダイアジノン、バイテックスなどです。
3:蚊は、卵→幼虫(ボウフラ)→サナギ→成虫という成長過程をたどります。
卵~サナギの時期は、下水溝などにいることが多いため、それらの場所を清潔にし、殺虫剤を使用します。また不要な水たまりをつくらないようにします。
殺虫剤は、有機リン系乳剤です。
4:ネズミの駆除方法は、侵入口をなくすことです。
物陰を清潔にし、巣をつくらせないようにします。
また、食物や残飯などを棚や容器にしまうようにします。
捕獲器、殺さ剤(毒えさ)を使用します。
殺さ剤は、アンツー、黄リン製剤、クマリン製剤、ワルファリンです。
⇒よって正解です。
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