調理師の過去問
令和2年度12月実施分
栄養学 問23
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問題
調理師試験 令和2年度12月実施分 栄養学 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
無機質に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- カルシウムは、体内に最も多く含まれる無機質である。
- リンは、骨の構成成分である。
- ナトリウムは、細胞外液より細胞内液に多く含まれる。
- カリウムは、血圧を下げる働きがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
無機質に関する記述で誤っているものは「ナトリウムは、細胞外液より細胞内液に多く含まれる。」です。
カルシウムは体内に最も多く含まれる無機質で体重の1〜2%を占め、その99%は骨や歯に存在しているので正しいです。
リンは、骨の構成成分で骨や歯を作るので正しいです。
ナトリウムは体液の浸透圧の調節や神経を興奮させる作用があります。ナトリウムの約55%は細胞外液中に存在している成分です。
カリウムは血圧を下げる働きがあり、高摂取すると正常血圧者のみならず高血圧者の血圧を下げる効果があるので正しいです。
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02
正解は3です。
1:無機質(ミネラル)の約80%は骨にあり、人体を支持する役目をします。
カルシウムは体内に最も多く含まれる無機質で、体重の1~2%の重さで体内に存在しています。
2:体内のリンは約85%がカルシウムと結合し、骨や歯に含まれています。
リンは骨や歯、細胞膜の構成成分です。
3:ナトリウムは、細胞外液に多く含まれています。
細胞内液に多く含まれているのはカリウムです。ナトリウムとカリウムは細胞内外の浸透圧を調節しています。
カリウムの摂取量が多いと、ナトリウムが多く排泄されます。
⇒よって正解です。
4:カリウムは、細胞内液に多く存在し、カリウムを多く摂取することでナトリウムが多く排泄され、血圧を下げる働きをします。
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03
正解は3です。
ナトリウムは塩化ナトリウムの形で吸収され、ほとんどが細胞外液(細胞の外にある体液)に含まれます。血液の濃度を一定に保つ、細胞外液の浸透圧を調節する、胃液を作る、などの役割があります。
無機質とは、生物に含まれる物質のうち元素(酸素、炭素、窒素、水素)以外のものを指します。ミネラルともいいます。
主なミネラルには、
ナトリウム、カルシウム、リン、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンがあります。
その他の回答選択肢は以下の通りです。
1 .記載のとおり、人体に含まれる無機質の中で最も多いのはカルシウムです。リン酸カルシウムの形で骨や歯に多く含まれています。
2 .記載のとおり、リンは骨や歯の構成成分のひとつです。
3 .逆で、ナトリウムは細胞内液より細胞外液に多く含まれます。よって3を選ぶのが正解です。
4 .記載のとおり、カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる働きがあります。
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