調理師の過去問
令和4年度
調理理論 問1
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問題
調理師試験 令和4年度 調理理論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
食品の洗浄に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 魚の切り身は、塩を使い洗う。
- 豚肉の切り身は、血液を除くために流水で洗う。
- 根菜類は、ブラシなどで洗う。
- 油揚げは、流水で洗う。
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この過去問の解説 (3件)
01
食品の洗浄は有害物を取り除き、見た目をきれいにして味を良くするために必要に応じて行います。
洗浄方法は流し洗い、もみ洗い、こすり洗い、振り洗い、撹拌洗いなどがあり、必要であればタワシやスポンジ、洗米機などを使います。
魚の切り身は基本的に洗わずに調理します。
必要に応じて切り身に塩を振り、出た水分をキッチンペーパーなどでふき取ることで魚の臭みを軽減させることができます。
豚肉の切り身は基本的に洗わず、血などが気になるようであれば、キッチンペーパーなどで拭いましょう。
根菜類はくぼみなどの部分に泥や汚れが付いた状態になりやすいのでブラシなどでこすり洗いして、しっかり落とします。
油揚げは45℃程度のお湯で、もみ洗いすることで、不必要の油を取り除くことができます。
油抜きすることで、出しや煮汁、調味料が染み込みやすくなります。
食品の洗浄は必要に応じた方法で行うことが大切です。
素材の特徴を活かし、より安全に美味しく食べれるように工夫しましょう。
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02
4つのうち3つは、食材の旨みや栄養を損ねる洗い方になってしまっています。なぜ、その洗い方をしてはいけないのか、理由を把握しておくことが大切です。
食品の洗浄には、食品の汚れや有害物を落とすと共に、見た目や味を良くする目的があります。根菜類は汚れが残りやすいので、しっかり洗うことが大切です。
食品の洗浄には、
水で洗う
ブラシなどでこすり洗いする
塩を使って洗う
などの方法があります。また、中には洗わない(または手早く洗う)方が良いものもあります。
「切り身は洗う」が正しくありません。魚の切り身は、状態に問題がなければ、洗わずにそのまま調理します。
切り身を洗うと、切った断面から魚の旨みや水分が流れてしまい、魚のおいしさが半減してしまいます。
「豚肉の切り身は水で洗う」が正しくありません。魚と同様、肉の切り身も洗わずにそのまま調理します。
肉を流水で洗うと肉汁まで流れてしまい、肉の美味しさが半減してしまいます。
記述のとおり、根菜類は、ブラシなどで洗って、汚れをきれいに落とします。
根菜類にはだいこん、にんじん、ごぼう、かぶなどがあります。くぼみ土や汚れが残りやすいので、ブラシなどでこすり洗いをするのが望ましいです。
「流水で洗う。」が適切ではありません。油揚げは、表面の油をある程度落とすため、お湯をかけて「油抜き」をしてから調理に使います。油抜きをすることで味がしみやすくなります。
水ではなく温度の高い湯をかけたほうが油が落とせます。流水で洗うことは一般的ではありません。
洗浄は調理の基本的な工程なので、適切な方法を覚えておきたいです。
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03
野菜、果物など食品には洗い方があります。
それぞれの食品にあった洗浄の方法があることをおぼえておきましょう。
×
魚の切り身は基本的に洗いません。
洗わずに調理します。
×
豚肉を洗うと食中毒菌が飛び散るため食中毒のリスクが高まります。
〇
根菜類は野菜専用のたわしやブラシを使い丁寧に洗います。
×
油揚げは水で洗う代わりに熱湯をかけて油抜きをします。
それぞれの食品に適した方法で洗浄をします。
食品には洗わないで使用するものも数多くあります。
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