調理師 過去問
令和4年度
問50 (調理理論 問10)
問題文
トマトの加工品に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
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問題
調理師試験 令和4年度 問50(調理理論 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
トマトの加工品に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- チリソースは、完熟トマトをすりつぶし、ラー油、香辛料、酢などの調味料を加えて調製したものである。
- トマトピューレは、完熟トマトをうらごしし、食塩を加えて濃縮したものである。
- トマトケチャップは、完熟トマトをうらごしし、濃縮後、香味野菜・各種調味料・香辛料を加えたものである。
- トマトペーストは、トマトピューレにペクチンを加えてペースト状にしたものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
身近な調味料でもあるトマトケチャップは、トマトピューレ(完熟トマトをうらごしし、濃縮したもの)に、香味野菜・各種調味料・香辛料を加えたものです。
トマトの代表的な加工品にはがあり、それぞれ、味付け、固形分の割合が異なります。
・トマトジュース
・トマトピューレ
・トマトペースト
・トマトケチャップ
・トマトソース
・チリソース
トマトの加工品はお互いに似ているので、どれが正しいのか迷う問題ですが、ケチャップ以外は記述に少しずつ誤りがあります。
「ラー油」の部分が誤りです。チリソースは、完熟トマトをすりつぶして濃縮し、唐辛子、香辛料、酢などの調味料を加えて調製したものです。油は加えません。
トマトピューレは、完熟トマトをうらごしし、食塩を加えて濃縮したものですが、味付けをしない場合もあるので、こちらは正解とはいえません。
なお、トマトピューレに香辛料・香味野菜・調味料を加えるとトマトケチャップになります。
正解です。記述のとおり、トマトケチャップは、完熟トマトをうらごしし、濃縮後、香味野菜・各種調味料・香辛料を加えたものです。
「ペクチンを加えて」が誤りです。ペクチンは加えません。トマトペーストは、トマトピューレを煮詰めてペースト状にしたものです。
トマトピューレは生トマトの3倍に濃縮したもの、トマトペーストは生トマトの6倍にに濃縮したもので、トマトペーストのほうがとろみがあります。
ケチャップの特徴をしっかり覚えておくと正解が導きやすいかと思います。それぞれの加工品の特徴も覚えておきましょう。
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02
トマトの加工品は数多く作られています。
チリソースやトマトピューレ、トマトケチャップ、トマトペーストの正しい加工方法を覚えておきましょう。
チリソースはトマトを粗く砕き、皮を取り除き濃縮した状態に食塩や香辛料、食酢、砂糖などを加えて作ったソースです。
トマトピューレはトマトを煮込み水分を飛ばした濃縮状態のものです。
トマトケチャップは、完熟トマトをうらごしし、濃縮後、香味野菜・各種調味料・香辛料を加えたものです。
トマトペーストは時間をかけて種子や皮を取り除き、水分を飛ばして濃縮したペースト状態のものです。
トマトの風味を与える料理に使われています。
トマトの加工品は世界中で様々な方法と手間をかけて作られています。
似ているようなトマトの加工状態でも異なった風味や食感を味わうことができます。
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03
トマトはさまざまな加工品として利用されています。
それぞれの加工品には独自の製法や成分が含まれており、
製造方法に応じた違いがあります。各選択肢を見てみましょう。
これは誤りです。
チリソースは通常、トマト以外にも唐辛子を主成分とし、
香辛料や酢などを加えて調製されるソースです。
ラー油はチリソースに必須の成分ではありません。
これは誤りです。
トマトピューレは通常、トマトを煮詰めて裏ごししたものであり、
濃縮は行いますが、食塩は基本的に加えません。
ピューレは他の加工品に比べて濃度が低いのが特徴です。
これは正しいです。
トマトケチャップは、トマトを裏ごしし、酢、砂糖、塩、香辛料、
そして玉ねぎやニンニクなどの香味野菜を加えて作られます。
濃縮されたトマトがベースになっているのが特徴です。
これは誤りです。
トマトペーストは、トマトを非常に濃縮したもので、ペクチンは加えません。
ペースト状になるまで煮詰めることで、濃厚なトマトの風味が引き立ちます。
トマトはその栄養価と風味の豊かさから、
世界中で多くの料理に使われている食材です。
新鮮なトマトをそのまま使用するだけでなく、
さまざまな加工品としても利用されています。
加工品は、長期保存や調理の手間を省く目的で作られ、
製造方法や使用される調味料、保存のための技術などにより、
それぞれ異なる特徴を持っています。
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