調理師の過去問
令和5年度
調理理論 問14
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問題
調理師試験 令和5年度 調理理論 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
コーヒーの調理に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 「ドリップ式」は、耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法である。
- コーヒー液の苦味成分は「テオブロミン」である。
- 「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
- コーヒーシュガーは、グラニュ糖に黒糖を混ぜ、溶解後再結晶させて砕いたものである。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は
「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
です。
▼誤っている部分、正しい説明については、以下のとおりです。
×
「ドリップ式」は、耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法である。→サイフォン式× コーヒー液の苦味成分は
「テオブロミン」である。→カフェインやクロロゲン酸など○「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
× コーヒーシュガーは、グラニュ糖に
黒糖を混ぜ、溶解後再結晶させて砕いたものである。→カラメルでは、それぞれについて解説していきます。
誤りです。これはサイフォン式の説明です。
「ドリップ式」は、コーヒー粉にお湯を注ぎ、フィルターを通してコーヒー液を抽出する方法です。ペーパードリップ、ネルドリップがあります。
誤りです。「テオブロミン」は、主にカカオに含まれる苦み成分です。
コーヒーに含まれる苦み成分は、カフェイン、クロロゲン酸などです。クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、食品ではコーヒーに最も多く含まれています。
正解です。「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることです。
これは、クリーム等に含まれるたんぱく質が分離して凝固するために起こる現象で、羽毛(フェザー)のように見えるので、そのように呼ばれています。
コーヒーの酸度や温度が高い時に起こりやすい現象です。
誤りです。コーヒーシュガーは、グラニュ糖にカラメルを混ぜて再結晶させたものです。
コーヒーを美味しく飲むために作られている砂糖で、グラニュ糖より茶色く、粒が大きめです。ゆっくり溶けるので初めにコーヒーの味や香りを邪魔せず、後半に溶け出してコーヒーの味を引き立てます。
「フェザリング」という用語が覚えにくいかもしれません。残りの3つの選択肢が誤っていることに気付けば、消去法で解くこともできます。
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02
様々な場面で出る飲み物、コーヒー。その淹れ方は様々で、ドリップ式、エスプレッソ式、サイフォン等淹れ方によって味に特徴がでてきます。ミルクや砂糖、クリーム等を活用することで様々な味を楽しめます。
誤っているので、不正解です。
耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法はサイフォン式です。ドリップ式はフィルターを使って抽出したコーヒーを落とす方法になります。
誤っているので、不正解です。
コーヒーの苦み成分は、カフェイン、タンニン、クロロゲン酸からなります。テオブロミンはカカオに含まれている苦み成分です。
正しいので、正解です。
フェザリングはコーヒーにクリームを入れた瞬間、細かい羽毛のような形に固まる現象を指します。
誤っているため、不正解です。
コーヒーシュガーは通常の砂糖製造過程に、カラメル成分を加えることで、独特の香りと味わいが生まれます。
コーヒーの淹れ方から始まり、ミルク、砂糖等ぞれぞれ活用することで違った味わいになります。知識を深めるとより楽しめる世界になっています。
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