調理師 過去問
令和5年度
問54 (調理理論 問14)
問題文
コーヒーの調理に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
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問題
調理師試験 令和5年度 問54(調理理論 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
コーヒーの調理に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 「ドリップ式」は、耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法である。
- コーヒー液の苦味成分は「テオブロミン」である。
- 「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
- コーヒーシュガーは、グラニュ糖に黒糖を混ぜ、溶解後再結晶させて砕いたものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は
「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
です。
▼誤っている部分、正しい説明については、以下のとおりです。
×
「ドリップ式」は、耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法である。→サイフォン式× コーヒー液の苦味成分は
「テオブロミン」である。→カフェインやクロロゲン酸など○「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることをいう。
× コーヒーシュガーは、グラニュ糖に
黒糖を混ぜ、溶解後再結晶させて砕いたものである。→カラメルでは、それぞれについて解説していきます。
誤りです。これはサイフォン式の説明です。
「ドリップ式」は、コーヒー粉にお湯を注ぎ、フィルターを通してコーヒー液を抽出する方法です。ペーパードリップ、ネルドリップがあります。
誤りです。「テオブロミン」は、主にカカオに含まれる苦み成分です。
コーヒーに含まれる苦み成分は、カフェイン、クロロゲン酸などです。クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、食品ではコーヒーに最も多く含まれています。
正解です。「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、よく混ざらないで凝固物ができることです。
これは、クリーム等に含まれるたんぱく質が分離して凝固するために起こる現象で、羽毛(フェザー)のように見えるので、そのように呼ばれています。
コーヒーの酸度や温度が高い時に起こりやすい現象です。
誤りです。コーヒーシュガーは、グラニュ糖にカラメルを混ぜて再結晶させたものです。
コーヒーを美味しく飲むために作られている砂糖で、グラニュ糖より茶色く、粒が大きめです。ゆっくり溶けるので初めにコーヒーの味や香りを邪魔せず、後半に溶け出してコーヒーの味を引き立てます。
「フェザリング」という用語が覚えにくいかもしれません。残りの3つの選択肢が誤っていることに気付けば、消去法で解くこともできます。
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02
様々な場面で出る飲み物、コーヒー。その淹れ方は様々で、ドリップ式、エスプレッソ式、サイフォン等淹れ方によって味に特徴がでてきます。ミルクや砂糖、クリーム等を活用することで様々な味を楽しめます。
誤っているので、不正解です。
耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法はサイフォン式です。ドリップ式はフィルターを使って抽出したコーヒーを落とす方法になります。
誤っているので、不正解です。
コーヒーの苦み成分は、カフェイン、タンニン、クロロゲン酸からなります。テオブロミンはカカオに含まれている苦み成分です。
正しいので、正解です。
フェザリングはコーヒーにクリームを入れた瞬間、細かい羽毛のような形に固まる現象を指します。
誤っているため、不正解です。
コーヒーシュガーは通常の砂糖製造過程に、カラメル成分を加えることで、独特の香りと味わいが生まれます。
コーヒーの淹れ方から始まり、ミルク、砂糖等ぞれぞれ活用することで違った味わいになります。知識を深めるとより楽しめる世界になっています。
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03
正解は
「「フェザリング」とは、コーヒー液にクリーム等を入れ、
よく混ざらないで凝固物ができることをいう。」です。
不正解です。
「ドリップ式」とは、挽いたコーヒーに熱湯を注ぎ、
フィルターで漉し、抽出する方法です。
「サイフォン式」とは、
耐熱ガラス製の上下の容器で水の蒸気圧を利用してコーヒー液を作る方法です。
抽出方法により、味わいや香りが変化します。
不正解です。
「テオブロミン」はカカオ豆に含まれるアルカロイドのカフェインです。
カカオの風味を構成する苦みのある成分です。
コーヒーの苦み成分は、
クロロゲン酸・オリゴマー等と焙煎による苦みがあります。
正解です。
コーヒーの温度が酸味により、タンパク質が凝固し、
乳化が阻害された状態のことを指します。
白い羽が散ったような状態になることから、
「フェザリング」と呼ばれています。
不正解です。
コーヒーシュガーは、
氷砂糖の一種でカラメル液を加えて茶褐色に着色した小粒の砂糖です。
グラニュー糖と違い、
徐々に溶けていくため、コーヒーの味の変化を楽しむことができます。
黒糖とは、
サトウキビの絞り汁をそのまま煮詰め結晶化させたものです。
精製されていないため、
色は褐色でミネラル分を多く含有しており、味は濃厚です。
日常でよく目にするコーヒーですが、
知識が増えればより楽しむことができます。
温度や時間で変化する味と香りも奥が深く、
専門店が人気なのも頷けます。
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