調理師の過去問
令和5年度
食文化概論 問1
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問題
調理師試験 令和5年度 食文化概論 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
食文化の成り立ちに関する記述で、( )に入る語句として、最も適当なものを一つ選びなさい。
『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す( )の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』
『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す( )の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』
- 異国
- 料理
- 嗜好性
- 固有
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この過去問の解説 (2件)
01
「固有」の文化が正解です。
当てはめると
『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す固有の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』
となります。
言い回しが少し難しいですが、「精神的な価値観を示す固有の文化」とは「地域や民族ごとに受け継がれてきた、その地域や民族ならではの伝統的な文化」といったイメージです。
食文化は、“食物摂取に関する文化”を指す概念です。気候・風土の影響を受け、世界中で多様な食文化がはぐくまれてきました。
食文化の定義については、その一つに「食文化とは、民族・集団・地域・時代などに共有され、それが一定の様式として習慣化され、伝承されるほどに定着した食物摂取に関する生活様式をさす」という説があります。
誤りです。同じ国でも地域によって固有の食文化が発展しています。
誤りです。食文化が示す概念は広いもので、料理だけに限りません。
誤りです。食文化が示す概念は広いもので、嗜好性だけに限りません。
正解です。固有の文化とは、独自の文化、他にない特徴を持つ文化という意味です。
食文化は地域性、民族性や社会性を反映し、長年かけてはぐくまれ共有されて発達しています。
食文化は無形の概念で少し難しいテーマですが、食文化は固有の特色を持った文化なのだと考えるとよいでしょう。
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02
食文化は民族や宗教、地域、国家等々によってそれぞれの多様な食文化が存在します。固有のものがある一方で、地域・国境を越えて食文化が伝播している場合もあります。
誤った選択の為、不正解です。
同じ国の中でも地域によって異なる食文化があり、それぞれ伝えられています。
誤った選択の為、不正解です。
食文化は料理だけにとどまらず、宗教や思想も影響します。
誤った選択の為、不正解です。
食文化は嗜好性だけにとどまらず、宗教や伝統、マナーや時間等様々な要素から形成されます。
正しい選択の為、正解です。
食文化は地域の宗教や生活、思考から築かれた固有の文化です。国内だけに留まらないワールドワイドな食文化も増えています。
文に当てはめると
『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す固有の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』
となります。
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