調理師 過去問
令和5年度
問57 (食文化概論 問1)

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問題

調理師試験 令和5年度 問57(食文化概論 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

食文化の成り立ちに関する記述で、(   )に入る語句として、最も適当なものを一つ選びなさい。

『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す(   )の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』
  • 異国
  • 料理
  • 嗜好性
  • 固有

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この過去問の解説 (3件)

01

「固有」の文化が正解です。

 

当てはめると

食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す固有の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』

となります。

 

言い回しが少し難しいですが、「精神的な価値観を示す固有の文化」とは「地域や民族ごとに受け継がれてきた、その地域や民族ならではの伝統的な文化」といったイメージです。

 

食文化は、“食物摂取に関する文化”を指す概念です。気候・風土の影響を受け、世界中で多様な食文化がはぐくまれてきました。

 

食文化の定義については、その一つに「食文化とは、民族・集団・地域・時代などに共有され、それが一定の様式として習慣化され、伝承されるほどに定着した食物摂取に関する生活様式をさす」という説があります。

選択肢1. 異国

誤りです。同じ国でも地域によって固有の食文化が発展しています。

選択肢2. 料理

誤りです。食文化が示す概念は広いもので、料理だけに限りません。

選択肢3. 嗜好性

誤りです。食文化が示す概念は広いもので、嗜好性だけに限りません。

選択肢4. 固有

正解です。固有の文化とは、独自の文化、他にない特徴を持つ文化という意味です。

 

食文化は地域性、民族性や社会性を反映し、長年かけてはぐくまれ共有されて発達しています。

まとめ

食文化は無形の概念で少し難しいテーマですが、食文化は固有の特色を持った文化なのだと考えるとよいでしょう。

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02

食文化は民族宗教地域国家等々によってそれぞれの多様な食文化が存在します。固有のものがある一方で、地域・国境を越えて食文化が伝播している場合もあります。

選択肢1. 異国

誤った選択の為、不正解です。

 

同じ国の中でも地域によって異なる食文化があり、それぞれ伝えられています。

選択肢2. 料理

誤った選択の為、不正解です。

 

食文化は料理だけにとどまらず、宗教や思想も影響します。

選択肢3. 嗜好性

誤った選択の為、不正解です。

 

食文化は嗜好性だけにとどまらず、宗教や伝統、マナーや時間等様々な要素から形成されます。

選択肢4. 固有

正しい選択の為、正解です。

 

食文化は地域の宗教や生活、思考から築かれた固有の文化です。国内だけに留まらないワールドワイドな食文化も増えています。

まとめ

文に当てはめると

『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、その根底に流れている精神的な価値観を示す固有の文化で、相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』

となります。

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03

正解は、「固有」です。

 

『食文化とは、世界中の地域や民族で代々受け継がれ、

その根底に流れている精神的な価値観を示す(固有)の文化で、

相対的な存在であることを認識しておかなければならない。』

選択肢1. 異国

不正解です。

 

食文化は、様々な国にそれぞれ存在し、

異国のものだけではありません。

選択肢2. 料理

不正解です。

 

食文化は、料理だけではなく、食材・調理方法・食事方法など、

幅広い意味を持ちます。

選択肢3. 嗜好性

不正解です。

 

選択肢2と同様に、嗜好性だけを指すものではありません。

選択肢4. 固有

正解です。

 

食文化とは、

その地域ごとの食材や調理方法などの食にまつわる文化のことです。

地域ごとに、

長い時間をかけて地域に根付いた独特の生活様式があります。

まとめ

改めて「食文化とは何か?」と問われると迷ってしまうこともありますが、

ひとつひとつ当てはめて考えれば、正解を選ぶことができるでしょう。

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